2014年4月2日水曜日

先進自治体佐賀県武雄市の灰色な税金の使い方

最近STAP細胞が話題になってますが、この件に関して日本分子生物学会という団体が
「理事長声明『STAP細胞論文等への対応についての再要望』」
なるものを出してます。

ところでこの学会って耳にはするけど実際のとこなんなのか気になったのでちょっと調べてみた。
日本学術会議(http://www.scj.go.jp/)
という組織の日本学術会議協力学術研究団体
がわれわれがよくいうところの学会というものらしい。どんな学会があるのか興味がある人はこちら、
その名も「学会名鑑」
(http://gakkai.jst.go.jp/gakkai/control/toppage.jsp)で検索してみるのも楽しいかも。

ところで上にあげた学会以外でもじつは学会がある。例えば「と学会」(http://www.togakkai.com/)とか。こっち(学会名鑑にのってない学会)はただの任意団体、なんか難しい言葉使ったけど要するにサークルや同好会なんかと同じ。

さてここからが実は本題なんだけど、今をときめく佐賀県武雄市の樋渡市長も実は任意団体としての「日本Facebook学会」(https://www.facebook.com/fsj2011)なんてものを創設して、そこの学会長に就任してる。これは結構有名だからしってる人も多いかも。しかもテニスサークルなんか(関係者のみなさんごめんなさい)だとコンパとかやるんだろうけど、「日本Facebook学会」は総会なんてものまで開かれてるんだからかなり本格的。

さらに、当然テニスサークルなんか(関係者のみなさん本当にごめんなさい)だとコンパの時は自分らで飲み代だすんだろうけど「日本Facebook学会」はなんと税金使って総会開いちゃう。

とりあえず平成24年度の武雄市の決算書(https://drive.google.com/file/d/0B3OZKzL6x78xWHNVVEhidkZzeGM/edit?usp=sharing)をみてもらうと、物産まつり実行委員会負担金として確かに904万の税金が物産まつり実行委員会に支出されてる。

そこで物産まつりの決算書(https://drive.google.com/file/d/0B3OZKzL6x78xc0dScm1SNkp4RFE/edit?usp=sharing)1枚目を見てもらうと確かに武雄市からの904万が収入として計上されてる(当たり前)。

ここで2枚目に目を向けるとそこにはFB販売促進費というよくわからない費目があり、摘要欄にはfacebook学会宣材費の文字。

明細はこれ(https://drive.google.com/file/d/0B3OZKzL6x78xMW1qUTdpLXlaOUk/edit?usp=sharing)、缶バッジ、パンフレット、のぼり、甘納豆、まぁどこがどうたけおの物産に関係あるのかよくわからない。

ちなみに物産まつり実行委員会の規約はこれ(https://drive.google.com/file/d/0B3OZKzL6x78xeUZ4ZHBwLXhEZVk/edit?usp=sharing)
1条 ふるさと武雄の産業や文化等を県内外に普及、宣伝を図り、もって商工、農業等の調和ある発展と地域経済の活性化に寄与することを目的として、武雄市物産まつり実行委員会(以下「委員会」という。)を設置する。

2条 委員会は、前条の目的を達成するため、次の事業を行う。
1)武雄ブランド商品の販路開拓及び販売促進に関すること。
2)武雄ブランド商品の広告と宣伝に関すること。
3)武雄ブランド商品の開発に関すること。
4)物産まつりの開催に関すること。
5)その他委員会の目的達成に必要なこと。

となってるんだけどどれに該当するのかな?

さらに、「第3条 2 会長は、武雄市長をもって充てる。」となってるんだけど、これって結局市長が自分が会長を務める市の外郭団体に税金を負担金の形で支出して市長の個人的な団体のために使った、つまり税金の私的流用にあたるんじゃないの?
黒じゃなくても限りなく黒に近いグレーじゃないの?


こういう行政の私物化が横行してるのが現在の武雄市政なわけで武雄市民はいつまでこんなこと許してるんですかね。