2013年9月26日木曜日

大刀洗町とFB良品

FB良品に関する質問が行われるということで、9/23(月)に開かれた福岡県大刀洗町議会の一般質問を傍聴してきました。

以下答弁のまとめです(特に表示かないものは町長の答弁です)

FB良品加入のいきさつは
「町独自でネット販売を考えていた時に武雄がはじめたので、システム開発とかにお金がかからないからそれにのった。建設業界で言えばベンチャーみたいなもの。「武雄が親分でこっちは子分」そういう関係。」

FB良品の仕組みについて
「消費者と出店者が直接取引をする。売上は1ヶ月後に入金される。JSGは武雄市を窓口に、SGと連携しての販売組織。」
課長「アラタナが開発、SIIISが運用、武雄市が地方公共団体向けの普及・営業を担っていると聞いている。」

売上について
課長「武雄市は30万ないし100万、石垣では婚活券が60枚売れた、南砺では陸前高田の松を加工して70万売り上げた。大刀洗は昨年7月からの1年で126万の売上。販売見込みは15~20品目にアイテムを増やし上積みを目指す」

FB良品・FBページ開設後の成果について
(1)意欲ある地元の業者と共同できた
(2)特産品を多くの人に知ってもらえた
(3)町のブランドが向上して視察が増えた。また、メディアの注目度も増した

FB良品からJSGへの変更のいきさつは
課長
(1)無印良品との誤解があった
(2)FBのアカウントを持っていない人も利用できるようにFBの利用を止めたことでFBとの関連性が薄くなった
(3)東急ハンズやJALから話が来ているが無印との関係で話が進まないところがある
ということで、武雄市長がSGの社長と接触し、若者に人気があるSGのブランドを活用してもいいということになった。名称に課題があったFB良品は一気に変更するとFB良品に親しんでいる人もいるのでしばらくはFB良品も使用していくと聞いている

JSG参加のメリット・目的は
「安価で大刀洗町単独で商談の機会を得られる。他の自治体と成功事例を共有しながら積み重ねを図っていくことができる。目的はこれまでの取り組みに加え、販路を拡大すること、プロの目を通してブランド力を更に高めること。年度内に現地バイヤーと5品目程度の商談を開始したい。まずは3年しっかり取り組んでいく」

加入団体が伸びないが
「判断しかねる。視察にきているが、なぜ加入しないかはわからない。近いうちに40自治体になると聞いているのでそれでいいと思う。」

販売実績をどう考えているか
メディアに取り上げられて、そういうことを評価すると500万以上の価値がある。元が取れたかということではなく、いかにPRできたかで考えてもらいたい。行政は儲けたほうがいいが、あまりもうけにならないこともやるのが行政。他にも一杯無駄がある。それをみんな切ってしまえば困ることが一杯ある。」

販売は自主財源だといっていたが
「(質問をさえぎって激高)自主財源とかいつ言ったんだ、そんなことを言った覚えはない。どこで言ったのか」
課長「9月議会の初日に私が言いました」
「(´・ω・`)今課長が説明したが、いくら売っても町にお金は入らない。だから自主財源という言葉はおかしい。町の人が潤って結果的に豊かになればいい。だから自主財源という表現はおかしい。」

3年でFB良品(JSG)からの進退の基準は
やってみないとわからない。町のためになるかならないかが判断基準

他に注目すべき発言としては
1年で何のトラブルも起きていないから心配しなくて結構
お金をかけている割に売れていないじゃないかといいたいのか?あん?
気に入らないのは分かっているが、ごちゃごちゃ言わないで。1年間そこそこやってきている。次のシンガポールも3年で目安をつけるといっている。黙ってみていなさい。」

などの発言も。他にも激高して机をたたくなど、この質問の時だけはどこかの市長を見ているようでした。よほど痛いところをつかれたのでしょうか。
地元の議員さんとしては不安な部分や疑問に思われる部分もあるからこその質問なのに、町長は結局真摯に答えることなく、恫喝まがいの発言で返されたことは非常に残念でした。真摯に答えていく事で疑問や不安は確実に解消されるはずなのですが。なぜそれが出来ないのでしょうか。

何にせよ今後もFB良品(Jsg)は注目していきたいと考えています。