先日まで開かれていた武雄市議会の議事録を読んでいてちょっと気になることがあった。
借金あるいはそれに類する言葉が一般質問の行われた三日間にわたって市長の答弁中に十五度出てきていることだ。自治体の抱える借金についての答弁であれば何も思わないんだけど借金とは何の関係のない質問に対する答弁でも執拗にふれられている。
議会で、議員とはいえ個人の借金問題(しかも真偽不明)を一般質問で取り上げるのはどうかと思う。その上、それに対する個人攻撃とも取れる市長の答弁もひどいし、その後繰り返される何の関係のない質問に対する答弁の中でも執拗に繰り返される悪質さは、先ごろ話題になった都議会の野次問題よりも陰湿なもので問題視されるべきレベルのものだろう。
以下時系列で並べてみる
6月10日
山口昌宏議員「自分(山口議員)のところに、「ある議員さんにお金を貸しているがなかなか返してくれないのでどうにかしてくれないか」という相談が来た(事の真偽は不明)。議員の資質として市長はどのように思っているか。」という趣旨の質問
市長
「言語道断だと思いますよ。こういう輩がいるから、政治家十把一絡げにやっぱりね、なるんです。僕は、弱いものいじめだと思いますよ、弱いものいじめ。私も議員さんも政治家です。政治家というと、やっぱり、お金が、私はお金借りたことありませんが、よく話を聞くのは、議員からお金ばかしてくれよ、といわれたら、断り切れんって、あとで何があるかわからんて、いうことなんですよ、皆さん達は。私もそうです。地位を悪用して、利用して、しかも、公人です、われわれは公人ですよ。許すまじきことだと思います。だから、やっぱり、しかも議場という一般質問という最大の権利が与えられているわけですよ。そういう人が、一般質問等で、自分の主義主張を述べるというのは、私はあり得ないと思っています。この議員さんが無職ならそんなこと言いませんよ。だけど、少なからず、お給料をもらっているではないですか、皆さん達。私もそうですよ。
それなのに、返せない、いや、返さないですよ、返せないじゃなくて。返さないということは、ありえないと思っていますので、その当該議員が誰かわかりませんが、それは、事が大きくなる前に、やっぱり返さないといけないと思っています。私はその方が、男性であるのは知っています。誰かは知っています。この方、働いていないんです。だから、働いているんだったら、まだ、ここまで私は言う必要もないかもしれないし、山口議員さんが、そこまで言う必要も無いかもしれませんが、働いてない上に、私も伺ったところどの議員さんということは言いませんでした、彼も。あとで、仕返しが怖いとかあるんでしょう。ですが、何度言うても、なしのつぶて、ぼけたふりもされるって。同じ仲間として、絶対に許せないことだと思います。そういう人が、一般質問で主義主張を述べて答弁を引き出すのは、誠にあり得ないと思います。力を込めてそう申し上げたいと思います。」
6月11日
「地域住民のコミュニティ広場、施設の改修についても、ぜひ補助の対象にしていただきたい。このことを取り組むことは考えておられるのかどうかお尋ねします。」
「お答えしたいと思います。こういうやる気のある地区ですよね。それと、ご不便に思われているということなので、ご要望にお応えして、この制度は柔軟にやっていきたい。ただ今まで私どもとしては、そういったことをまだひと言も聞いていない。聞いていないところで制度をつくると空箱になりますので、ご要望をお寄せいただきたいこと。議会の中で議論をしてほしい。総体として必要だということで、財源をともなうので、あわせて議会からご指導をいただきたい。全部こたえると1兆円くらいなる。借りたお金は返さないといけないです。このように思います。」
「遊び場を作ろうということになりますと、造成して、ベンチの設置、手洗い等を設置すれば、今の補助金では、不十分じゃないかと考えられる。この辺の補充、拡大を、補助の拡大をお願いしたいと思いますけど、いかがでしょうか?」
「初めて聞きましたよ。調整地の場合は、公園にするのは、可能は可能です。お金がかかります。100万、今の補助じゃたりないので、これこそ地元でまとめて持ってきてください、その上で討論しないと、要望合戦になっている。借りたお金は返せ***というのと同じで、要望合戦になると、とてもこの議会たまらなくなりますので、一旦精度をあげた上で、質問するべきじゃないかなと思っています。要望陳状の場ではないので。制度というのは、ここまで地元でやりたいけれども、ここから先はどうしても行政の力を借りないといけないといったときに、一般質問の塾度の増した意見交換ができると思う。ですので、等議員さんならできますので、この件に関しては、地元で話をしてその上で、調整地でありますので、公園にするのは、ほかのところも例があります。足らざる部分はそこは、サポートしていきたいと、われわれも思ってますので、その議論を、疑問を地元からおこしてほしいなと思っております。」
「一人ひとりを認める。違いがあっていいんだよと、認める学習にはすごく効果があると感じたんですけど、そういうところでは、花まる学習会をぜひとも、取り入れていただきたいというのを、感じたところですが、そういう部分から、教育長、市長、どういう考えをお持ちか、お聞かせいただけますか。」
「ちょっと教育委員会にどういう問い合わせがあったかわからないですが、官民一体型で、実は障がいを持っているお子さんの保護者からが非常に多い。ここでそういう授業を武雄でしてくださるなら、一家で引っ越ししたいと行ってくれる方もいるんです。私のほうから、なんでそのように思われたんですかと、確認のためうかがったら、それは先ほど、山口裕子議員さんがおっしゃったこと、そのままおっしゃるんです。武雄市が今後目指す先というのは、教育が大きなきっかけだと思うけど、多様性を認めると。多様性こそいいんだということ。借りたお金はちゃんと返すということも含めて…。笑い事じゃないんですよ。そういうモラルを、大人が、議員が言わない限り、説得力なんてありませんよ、そう思いませんか。議員さんたち。なんですか、宮本栄八議員さん、相手しないほうがいいですね。そういう意味では、多様性の一環ですので、やっぱり根底にあるところは、そういう真正直なところに多様性があって、いろんな子どもたちに武雄で学んでほしいというのはあります。」
「日本最高戦略で閣議されてるのが2013年6月14日にもう2010年来中に1人1台の情報端末による、教育の本格展開に向けたホウシャクを調整し推進、義務教育段階からのプログラミング教育などの、IT
教育を推進というふうに、もう打ち出されているわけですよね。そういうことを考えると、目的が産業競争力の原点となるハイレベルなIT人材の育成、確保となっていますが、そうなると、タブレットとかが全生徒に与えられると、次には、こういうかたちが見えてくると思いますが、いかがでしょうか。
」
「私も日本、最高戦略、これは閣議決定去年の6月は驚きました。世の中はここまで進んでいるのかと。実際アメリカでは去年の12月にオバマ大統領が全米の教育フォーラムで、こういうことを言っています。プログラミング、ゲームをするのではなく、今度はゲームを作る側にまわろうと。これは自分たちのためではなく、アメリカという国家のためであるということをオバマ大統領が去年12月には言っている。イギリスは2年前の9月から、5~16歳の生徒を対象に、プログラミングを必修化している。シンガポールも公立学校へプログラミング導入を今検討して、間もなくやるとは思うが、こういうプログラミングというのは、単に覚えるのではなく、思考のあり方とかいうこと。要するに、いい加減なプログラミングだと、パソコンは動かないわけです。これはある意味、論理教育にもつながる。ですので、必要だなと思っている。そういったことで、タブレット、代田教育監からも答弁があるように、まだ1、2年生には配ったばかり。それにコンテンツも入れていないので、今すぐというのは厳しいかもしれないが、プログラミングを入れるということについて、ちょっと積極的に考える必要があるだろうと。ぜひそれは議会からも、IT
特別委員会をはじめとして、議会にもご意見を賜ればとおもう。私は尐なくとも、小学校で英語やるよりは、プログラミングやったほうが、絶対いい。それはなぜかというと、食える道具になるから。1人1台のスマホになったときに、プログラミングをする人が決定的に我が国には不足している。英語を喋る人はいくらでもいる。社会が本当に本質的に求められているものにたいして、公教育が、一定に担うということが絶対求められると思う。そうすることで、私は、論理的思考力を含めて、数学的、理科的思考力も含めて。しかもゲームを自分で作って、動くというのは、もの凄く喜びがあると思う。山口裕子議員からもあったように、タブレットともの凄く親和性が高いので、そういったことを教育委員会とタッグを組んでやっていければいいなと思っております。具体的な検討については、この場でやりますから、普通はやらない方向で検討しますが、この場合はやる方向でいきます。その前にはモラルが必要。借りたお金はちゃんと返すというモラルが必要だと思います。そのモラルなくして、いくら道具を作ったって、砂上の楼閣です。それをわれわれ大人が、特に議員がそれを示すべきときにきているんじゃないかなと思っています。」
「武雄市の国保の収支を見てみますと、平成22年、単年度収支でいきますと1億
4400万、累積あたりが、2億1700万ということになっています。平成22年につきましては、診療報酬の改訂が10年ぶりになされて、給付が非常に伸びたという年でした。そのあとも、グラフのように、非常に単年度収支が伸びてきている。累積赤字も25年度、これは見込ですが、6500万円。累積にすると、6億5000万の赤字にのぼるというふうなことです。
まず、このことについて、市長どのように認識をされているか、お伺いしたいと思います。」
「これはもう、絶望的だと思いますね。これを放置しておくと、本当に借りたお金を返せないのと同じで、本当に大変なことになっていくと思うんですね。ですので、これはやっぱり早急に手を打つべき話だと思います。」
「年間になおしますと、1000万ぐらいの収納があがってきている。そういう状況ですが、県の目標値が93%。それに対して、武雄市も93%ですが、そこまではまだ達成できてない状況です。このことについて、どのように分析されて、今後対応していくかお伺いいたします。」
「補足をしたいと思います。お金を借りた議員さんはぼけたふりをして、かえさないと聞きました。われわれは、ぼけたふりはできないです。部長からあったように、収納率の改善はやっていきます。医療費の削減は、完全に個々人の話ですので、それは医療費がかからないような、***必要があるだろう。一般会計の繰り入れについては、確かに大きい話ですが、病気でいうと、原因療法じゃなくて、対処療法なんです。もともと一般会計で入れるべき話を国保に振りかえているだけなので、これは解決策にはならない。一番の問題は、国保税の見直しです。消費税が今8%じゃないですか、僕は10%に上げるのは賛成だけど、これを僕は子育てとか入れるのではなくて、もともと今下がっているところに充当してほしいと思っています。国の国保負担率をあげることによって、一般会計の繰り入れがなくなれば、その分だけ子育てとかにいけるんですよ。われわれとすると、そういうふうにしてほしいなと思って、ここで大事なのが自民党と公明党なんですね。自民党の支部長が山口昌宏さんですので、ぜひ自民党を中心として声をあげてほしいと思います。そうしないと、われわれは国保にずっとお金を入れることによって、したいと思ってもできなくなるんです。その前になんとかする必要があると思っています。われわれは、できることは精一杯やっていきたいと、このように考えております。ぼけたふりはしません。」
6月12日
「いろいろな問題点があると思います。いろんなケースもあるわけですが、なかなか、住民だけでは本当に解決が難しいということで、今業者のほうに相談されてると思いますが、この現状の解決といいますか、それに向けて、今後市としてはどのような対策を講じていくのかお伺いします。」
樋渡市長「これ地道だけじゃだめなんです。2つ分けて考える必要があって、1つは北方の大崎で、川原議員はよくご存じの、大崎の街道の崩壊寸前の空き家、今工事が入ってもう終わっていると思いますけれども。ああいうふうに、マイナス2万点のものをゼロに戻すっていう作業、更地に戻す作業が必要なんですね。これについては所有者がいようがいまいが、あれは倒れると子どもの身の危険に直結する。そういう意味でいうと、早くやらないといけないということと、もう一つが住める状態、手を入れると住める状態の空き家ですよね。これを0点を例えば1万点にするというのは、これは例えば再三答弁していますが、行政が一定期間管理して、行政が保有して、そこに手を入れた上で、実際武雄に住みたい人っていう方にお貸しする、あるいは場合によってはお売りするっていうふうに、空き家も良い空き家と悪い空き家っていうふうにわけてここは考える必要があると思います。固定資産税の扱いであるとか、国の法案、そういうものを見ながら、市民負担が極力かからないようにわれわれが制度設計する必要があると思います。ただ武雄市は今イメージが悪くなっていて、借りたお金を無職の高齢者の方に借りたお金を返さないというので、相当これ広まっています。これ誤解なきように言うと、皆さん山口昌宏議員じゃないかという声がありますが、それは違いますので。山口昌宏議員は人相が悪いだけなので、そういうことで、誤解なきようにお願いをしたいと。僕ブログにあげたので、山口昌宏議員さんにはには相当御迷惑おかけしたと思いますが、これについては問題が解決するまで、とことん私は書いていきますので、ご承知をお願いしたいと思っております。」
「地元の不動産業者さんとか、地域の方に協力していただくと、連係を密にとって、職員の方の巡回もあるんですが、空き家に対しての所有者との交渉、問い合わせ、それを積極的に行っていくと、登録数が増えていくと思います。それについてはいかがでしょうか。」
「さっきちょっと、答弁を追加したいんですが、よく考えてみると、今度お住もうさんという制度をつくるんですよ。いろんな空き家であったり、定住促進を促すということで、お住もうさんという制度をつくるんですが、よくよく考えてみたら、1
番情報をもっておられるのは、議員さんたちなんです。ありとあらゆる情報をあまりご存じじゃないかたもいらっしゃいますが、ご存じなんで、そういう議員さんのお力をぜひお借りしたいと思っていますので、川原議員どうですか、議会代表で、お住もうさんに。だから、そういうふうな議員さんの幅広いネットワークとか、そういうのが大事だと思います。その前に、借金を返さないといけない、このように思っています。」
「今年度子ども議会についてどのような計画があるか、お尋ねいたします。」
「これ実は、教育長がきのう議会が終わってから、私の所におこしになって、こういう子ども議会が一定、5年間で成果がでて、めどがついたということで、私は違う側面がありまして、かなりもう硬直化してしまったと。初年度は談論空初だったのが、理科の研究発表みたいになって、学校をあげてやって、子ども議会が大人議会になってるなと思って、僕もなんとかしないといけないと思っています。一方谷口攝久議員さんが、ご自身の一般質問のときに一部だけを引用して、あたかも私が悪いことをいっているような、あれ反響があって、かなり萎縮な話がでていて、この際、やっぱり衣替えをして、子ども議会から子ども会議というのは、まさに良いタイミングだと思います。重ねて、しつこくて申し訳ないんですけど、これをこうすべきだという議員は必ずその前に、お金を返すべきだと思うんです。これは笑い事じゃないです。べき論を市民に言う人が、無職の高齢者の方に、高い報酬がありながら、返さないって。議会から報酬を上げろって言われるけど、あげたくないですよ。
勘違いとか誤解とかされますので、本当にそういうひとが、べき論を語るというのはちゃんちゃらおかしいと思います。そういう意味で、今回大人の運営、硬直化した議会から子ども会議にというのは、重ねてやりますけど私たちも支援をしてまいりたいとこのように思います。
」
「女性が一旦家庭に入り、それから職に就くということが非常に困難な時代です。多様性をもつ働き方について、市長のお考えをお聞きいたします。」
「それこそ議会で議論する話だと思います。議会がこういうふうにすべきだと、いうことで、ぜひ猪村議員さん、山口裕子議員さんもそうですが、女性の立場で、議会でどんどん発言してほしい、と。その最大の場が、一般質問だと思うんです。それに私たちはこういうふうにやる、と。それで、聞きながら思ったんですがね、一つだけ申し上げると、確かにね、これを見たときに、野郎ばかりなんですよ。これはやっぱり異様なんですよね。男女があって、この社会は成り立っているので。ただね、そうはいっても、元々採用で女性が尐なかったというのがあるんです、元々。ですので、ちょっと部長職か、課長職かこれから考えたいと思いますが、女性の公募をやろうかな、と思います。やっぱりね、女性がいたほうが、いらっしゃったほうが、男がさらに頑張る。いうということなんですよ。社会はそうなっていますので。
ですのでそういうふうにしたいと思っています。その前に、DV
の話とか、男女共同参画の話がありましたけど、その前に、絶対に議員はお金を返すべきだと思います。重ねてではありますけれど、きのうその配偶者の方が、主人は、あまり言うと特定されるので、言いませんけれども、たまにぼけますから、といって、ごめんなさいと言ってきたらしいんですけど、そんなの言語道断です。もしね、僕はその方がぼけている、と1回も思ったことはないです。僕のほうがさらにぼけていますよ。もしね、本当にぼけられているということであれば、議員は辞職すべきですよ、お金を返すのと同時に。私はそういうふうに思ってます。こういう議論が成り立つのも、前提は、ちゃんとした人間関係があってしかるべき、だと思っていますので、ぜひ重く受け止めて。それで、本当にお困りなんです。山口議員そうでしょ。本当にお困りなんです。涙流されているですよ。無職ですよ。御高齢者ですよ。弱い立場の方なんですよ。これを放置するの、弱い者いじめだと思っているので、こういう輩とは、あらゆる場を通じて、私の意見ときちんと申し上げていきたいと、このように思っています。」
「だからもう武雄は今せっかくいろんな武器をさっきから言ってるように手に入れる、知名度がこれだけあがった、そして、さっき言われた、Wi-Fi、全市、ひかりを通すとか、そういう玉をもっているわけですね。よそと比べたら。だからこの雇用、さらに増やしてほしいのですが、再度樋渡市長の御意見を聞きたいと思います。」
「しっかりやっていきたい。もちろん、工業団地をうめるのは、私の最大の仕事になりますけれども、あわせて、昨日も一昨日もお答えしましたが、起業家を呼び込みたいと。武雄が尐なくとも、牟田議員さんも同感だと思いますが、8年前のきょうと、今とでは全然、武雄に対する期待度や期待値が変わっているというのは、私自身も実感をしているので、ようやく、ブランドになりつつあるなというのも思っています。ですので病院だったり、図書館だったり、あるいは人の力(ちから)を結集して、さらに企業を呼び込む、あるいは起業家を呼び込む。
しかし、イメージが大切なんですよ。議員のなかに借金を踏み倒そうとしているのは、ブログもFacebookもたくさん書きました。数十万の人が見ていて、これそんなところはどうかな、となっていますので、そういう意味で議員の果たす役割というのはすごく大きいと私は思います。ただ、私もこういう性格ですので、言うべきことはしっかりいっていきたいと思っています。特定していませんよ、僕。ですので、しっかり言っていきたいなと。いずれにしても、ブランド力を更に増すことによって、人、もの、金を呼び込むきっかけにしたいし、ぜひ牟田議員さんにおかれては、先頭に立って一緒に頑張っていきたいと、このように考えております。」
牟田議員「人、もの、お金ですよね。かえさんといけんですよ。」
「維持管理も十分必要です、再度その施設についての執行部のお答えをお伺いしたいと思います。」
「答弁に入る前に、借金の話じゃなくて、今朝の西日本新聞とNHKに割と大きく載っていましたが、北九州市が高度経済成長期に建てた箱物。特に社会体育施設ですよね。これについては、寿命を迎えていて、維持管理費が膨大にかかるということで、整備統合の方針を出すと書いてあった。武雄市も例外ではない。ですので、文化会館の大ホールも含めて、白岩も体育館もそうですが、当然対象に入るというときに各町の、あるいは小学校で言い換えても良いかもしれませんが、さまざまな体育施設やいろんな箱物があったときに、当然ながら、今度、白岩体育館と文化会館の大ホールを一緒にして、セットにして、いわゆる総合体育館をするといったときに、当然のことながら、それはスクラップ・アンド・ビルドで、寿命を向かえている施設については、整備統廃合を進めなきゃいけないと。進めたくはないが進めないと、今度牟田議員さんが言ったように、新たな総合体育館の維持費すらまかなえなくなる。そこは勇気を振り絞って、議員の皆さんについても、説得にあたっていただければ、ありがたいと、あたっていただこうと思っています。いずれにしても、維持費がかからないように、国や県の補助を十分に活用しながらしていきたい。できれば、佐賀県も県の東部ばっかりだけじゃなくて、西のほうに、県立の体育館を作ってほしいですよ。たまに同意していただけるんですよ、こっちが。本当そうだと思います。県に100%出せと言いませんが、少なくとも折半するとか、われわれ1割、向こうは9割とかね。そういうことをする必要があるだろうと思います。
ひがみかもしれませんが、何かね、県の東部ばかりですもんね。県会議員(?)も問題じゃないと思いますが、それも含めて、県と調整をしていきたいと思っています。いずれにしても、市民の負担がかからないように、それは議会とよく相談をしながら、そういった総合体育館の建設に向けて踏み切っていきたい。現状は適地を探していますので、適地の選定は年内にぜひ方針は出していきたいと、このように考えております。」
「今回の市長選ならびに、市議選の投票率を含めた数字、そして選管としての、選挙管理委員会としての、今回の選挙の所見、総括をお願いいたします。」
「かたい話は別にしてですね、本当のところを言うと、選択肢が非常になかったんです。やっぱり、定員数24で、プラス1だったじゃないですか。そうすると、私の周りでは、もう行かんでよかんで、という話です。
どうせ、あの人は受かるさけん。私が行かんでも、受かるさけんと。やっぱり議員というのが、例えば、報酬の問題だったり、条件があったりということで、昔と比べると、魅力的な職業にうつっていないじゃないかと。だから年齢層にかかわらず、チャレンジしてくださる方が尐なくて、というというところだと私は思います。これがプラス5や7だったら、そりゃあ盛り上がりますよ。合併8年前の市議選のときに盛り上がったじゃないですか。一般的な投票率は下がっています。前の選挙に比べて、どこの地域も、5%から10%下がっていると思うが、武雄市の場合は、ケーブルテレビでもものすごい見てもらえる。私が、借金の話とか答弁するときに、連絡ありますもんね。政治への距離がものすごく近いので、次の選挙のときは、議員が魅力ある仕事だということを、僕らはもっとアピールしないといけないと。あんまりアピールすると、大変なことになるかもしれませんが、それはさておき、そういうふうにぜひしていきたいなと思います。それともう一つね、もう投票場にいくのは古いと思います。行きにくいですもんね。投票場に入った瞬間にどきどきするんですよ。僕の顔を見てドキドキする人がいますが、今は簡単に、例えばインターネットがあって、牟田さんが
ITの委員長をやられているように、今は簡単にスマートフォンだとかパソコンであったりができる時代なので。ネット選挙の解禁というのは、単に候補者がネット選挙で便利だというよりも、有権者の皆様がたが
IT
の力を借りて、気軽に選挙にのぞむとなると、LINEで例えば投票するとなると、投票率あがりますよ、若い人たちの。だって関心があるもん。だけど、そこと投票場に行く距離が非常に遠いということですので、これはぜひ、われわれがいう話ではないかもしれませんが、総務省の選挙部は真剣に考えていくべきだと思いますし、これこそ、公明党が言う話なんですよ。公明党さんが、やっぱり弱い立場の方が行きやすくなるじゃないですか。身体ご不自由を持っておられる方とか。ぜひね、それは自民党さんを巻き込んで、その議論はしてほしいと考えております。だから、今度の選挙は、もっといろんな人にチャレンジしてくださる、すなわち、もっと投票率があがるように、われわれはこの4年間かけて、しっかりアピールする必要があると、このように思っています。」
「このお2人方については、当局の判断があってのことですので、選挙違反とはみなされていないので、当然事前にこういった資料、警告を手に取られ目を通されてるのですから、モラルを問われても致し方ないと、私自身は感じるところです。この件について、同時期に選挙をうけ、武雄市の執行最高者であります、樋渡市長の見解をお尋ねいたします。」
「おどろきましたよ。こんな現職でルールを守らない輩がいるというのはね。そうじゃないですか、笑い事じゃないですよ。ちょっと、まあ、もう出さなくていいです。見苦しいから。まずですね、2つ事例があったのであえて申し上げますと、その前にね、私の事務所も大変でしたよ。選管から怒られっぱなし。私からすると理不尽なことがあるのだろうなとは思っていても、やっぱりここは、立候補予定者として襟を正す必要性が人一倍あるだろうと思って、ご指摘については、真摯に謙虚に守ってきたつもりであります。私どもとしても、例えば車でこう一緒に行ったりだとか、看板の出し方がまずかったりとか、それについても選管からご指摘をいただいたことにたいしては、即座にやめさせて、クリーンな選挙にやっていこうということは思いました。その一方で、例えば最初に出ていたご指定の議員さん、吉原議員さんですが、私は少なくとも相談にいったということもあるところから聞いています。そのうえで、不特定多数の社員に対して、そのはがきそのものを黒字にしたのは、宛先なんですね。東川登町のなんとかさんという方だと思うんですけど、そこに不特定多数、出陣式のお願いを出すということ自体ね、あり得ないと思います。われわれも出陣式やらないといけないじゃないですか。全部、口頭で言ってましたもん。それを、不特定多数の方にね、私も何人かから聞きましたが、地縁血縁があるなら別なんですが、全く関係ないんです。完全に不特定多数の事前運動そのものだと、私自身は思います。ですので、そういったことをやられる、そして、ヨシダさんの場合は、あてつけかもしれませんが、吉川さんとか山口昌宏さんとか、僕へのあてつけかと思いますが、おごらず、怒らず、嘘つかずって、ご自身がやられてるじゃないですか。おごってるじゃないですか。
だから、われわれ政治家は同じように見られるということだと思います。だから、今度の選挙のときは、そこは、特に現職の方々は、でられるときは、なお一層襟
を正すべきだと、私自身はそのように思っております。江原さんの分については論外です。ああいうチラシを、事前にまいてはいけないと言っているのにも関わらずそれをやられるということは、確信犯ならびに愉快犯だと思います。しかも、あの文章、私も見ました。直接、ある方から渡されて。太鼓の響きを期待してくださいと。そんな期待しないですよ。それよりも、これから何を成すべきか、政治家だからね。そこだと思うんですよ。それをお祭りみたいにするのも、これも言語道断だと思います。私自身は、この選挙の違反、法的にいうと違反じゃないかもしれません。モラルの道理的問題かもしれません。しかし、やっぱり政治家たるもの借金をするのと一緒です。無職の高齢者に、借金を踏み倒して、その配偶者の方が、うちの亭主はぼけが入ってるので選挙にごめんなさいというのと、ほとんど一緒だと思います。こういうことがないように、これから4年間ぜひご議席を守っておられる、そして私自身もその任期(?)があるので、そういう選管が苦しまないようにというふうにしていくというのは、公職選挙法に生きる人間として、われわれとしては精一杯信頼回復のためにもやっていきたいと思っています。ルールを作る人間が、1番先にルールを守るべきだと思います。」