2015年10月20日火曜日

武雄市への初期蔵書入れ替えに関する監査請求

初期蔵書入れ替え費に関する監査請求が行われています。



武雄市職員措置請求書

平成27年10月20日

武雄市監査委員 御中

代表請求人              
住所:                
職業:                
   氏名:                
                その他請求人は別紙にて添付      

下記の通り地方自治法第242条の第1項の規定に基づき別紙事実証明書を添えて必要な措置を請求する。


請求の要旨
 平成24年11月19日に武雄市とカルチュア・コンビエンス・クラブ株式会社の間で締結された「新図書館サービス環境整備業務」に基づいて行われた初期蔵書入れ替え業務について支出された、1958万6130円は、756万円しか執行されておらず、残りの1224万円は全く別の契約である新図書館空間創出業務」に流用されたものである。
 本来であれば再契約を締結しなければならないところ、そのような手続きがとられておらず、また、契約不履行にあたるにもかかわらず支出され、全く別の契約に流用されていることは違法である。
 また、このことは、平成27年9月11日にはじめて明らかになったものであり、それ以前には、このような事実は相当な注意力をもってしても知りえることはできなかった。これは地方自治法第242条の第2項の規定にある正当な理由にあたるものと考えられる。
 よって、請求人らは地方自治法第242条の第1項の規定に基づき監査委員が、武雄市長に対して、責任を有するものに対して損害の補填を求めるほか必要な措置を行うよう勧告することを求めるものである。


請求の理由
 「新図書館サービス環境整備業務仕様書」(事実証明書第1号)(以下仕様書という)によると、5.整備内容として蔵書購入10,000冊との記載があり、「新図書館サービス環境整備業務見積書」(事実証明書第2号)に⑦初期蔵書入れ替え費として1958万6130円が見積もられている。
 しかし、平成27年9月11日に武雄市教育委員長から「武雄市図書館リニューアルオープン時の蔵書購入について」(事実証明書第3号)(以下「蔵書購入について」という)において、「業務委託を進める上で、利用者の安全対策に対応した整備などが緊急に発生したため、教育委員会の判断により委託料の範囲内で調整を図り、中古本(756万円)を購入することで当初予定額(2056万円)を抑え、安全対策を講じることとしました。
 ここでいう安全対策とは、書架の高い部分には本の落下防止として柵を新たに設置したこと、また、キャットウォーク上の書架については壁側に荷重がかかるような対策等(1224万円)を講じたものであります」と発表された。
 しかしながら、仕様書の整備方針には書架の安全対策は業務に含まれていない。ここで、「新図書館空間創出業務仕様書」(事実証明書第4号)をみると、4.整備方針として、「図書重量に耐えうる什器の安全性確保」とあり、書架の安全対策は「新図書館空間創出業務」に含まれるものであることがわかる。
 このことから、「蔵書購入について」で発表されたことは本来であれば、契約を再度締結しなおさなければならないところ、それが行われず、異なる二つの業務にまたがって予算が流用されたものであり、初期蔵書入れ替え業務に関しては契約不履行であるといえる。
 これは地方自治法第242条の第1項、違法・不当な契約の締結・履行および違法・不当な公金の支出にあたるものである。
 よって、請求人らは地方自治法第242条の第1項の規定に基づき監査委員が、武雄市長に対して、1958万6130円の支出について責任を有するものに対して損害の補填を求めるほか必要な措置を行うよう勧告することを求めるものである。

以上

監査請求書

2015年1月9日金曜日

#佐賀県知事選 よく考えて投票してくださいね

年をまたいでの選挙戦となった佐賀県知事選挙も投票までいよいよ残すところあと数日という情況になってきた。

twitter上では数日前から安倍首相の音声テープを使った樋渡氏への投票依頼の電話がかかってきているという話はあっていたので知っていたのだけど、今日以下のサイトで記事になっていた。
この中でちょっと気になる記述があったので以下引用する。

<引用開始>
安倍首相の声による5万件の電話作戦は違法か、合法か――。総務省選挙課に話を聞いたところ、「違法性はない」という。他からも問い合わせがあったらしく、聞いてもいないのに「システムを運用している業者に、労務費を支払った形であり、問題にはならない」。なるほど、樋渡陣営の電話作戦は業者のシステムによって実施されているというわけだ。
 しかし、この説明には承服しかねる。問題の電話は、明らかに樋渡氏支援を呼びかけるもの。投票依頼と解するのが普通だ。5万件が事実なら、相当額の費用が発生したと考えられ、実質的な選挙運動とみなすべきだろう。公選法は選挙運動への支払いを禁じており、法の趣旨からいえば、業者への支払いは選挙運動への報酬ではないのか?システム運用だからセーフというのなら、法の抜け道を使った手法。「脱法行為」といわれてもおかしくはあるまい。
 8日、樋渡氏の選挙事務所にこの件について取材を申し入れたところ、「電話の件なら自民党本部がやっていること。本部に聞いてくれ」。つまり、自陣営が実施した電話作戦ではないので、関係が無いというわけだ。法的な問題はクリアした形だが、やはりしっくりこない。
<引用終了>

今回の件に関して「法の抜け道を使った手法」という批判がなされているわけだけど、樋渡氏に関しては武雄市長時代にいくつか法の抜け道、まあ法のグレーゾーンを付いているとみなされるような施策がおこなわれていて、例えば図書館の指定管理者を決める際に公募によらず随意契約を行ってみたり、自治体通販の運営に関してはそもそも地方自治法には自治体が自ら営利事業を行うことなんて想定されていないなんてことがあったりするわけです。

自治体がそんな法のグレーゾーンをついてまでやらなければいけないことがあるのかという話はとりあえず脇に置いて話を続けると、これからやろうとしていることがグレーゾーンである場合に、ゴーサインを出すのか一旦留まって考え直すのか、どちらを選択するのかっていうのは重要だと思うんですよ。これが民であればどちらを選択しようが責任は自分で取ることになるのでいいですけど(実際にはあまりよくないですけど、そこはまたまた置いておきます)、これが自治体である場合にはどうなんでしょう。

夕張の例を出すまでも無く、その施策が失敗した場合にはそのツケを払うのは住民であって、なおかつその施策の決定を行った当の本人は結果が出たときには既にいないという情況が容易に想像できるわけで。やはり一旦考え直して(住民の意見を聞いて)、それでも尚ということであればゴーサインを出すくらいでいいんじゃないかと思うわけです。

そこで樋渡氏に関してなんですけど、過去のCEO」発言や「(市民の)意見なんか聞かなくていい発言なんかを総合して考えるに、どうしても彼は安易にゴーサインを出すタイプであるとしか考えられないんですよね。

さらに、彼が武雄時代に行った施策で成功例といえるものはかろうじて図書館くらいじゃなかろうかと思ったりもするわけで。もちろんまだ結果が出ていない施策もありますけど、仮に失敗した場合でも、昨年の9月に「教育に命をかけていきたいなんて言っていた割りにはその職を投げ出してもう既に武雄市長の職にはいないんでツケは住民が払うことになるんですよね。

ネット上では樋渡氏の壮大なブーメラン芸が炸裂していて(それについてはここらを樋渡啓祐氏発言引用集」)彼の適性に注目が集まるのはわかるんですけど、少し違った視点で投票を考えてみるのもいいんじゃないですかね。

まあ、なんにせよ彼が当選して県政が武雄化した場合にはツケを払うのは県民であるということを良く考えて投票してほしいですね。

2014年10月6日月曜日

佐賀県武雄市長を詐欺罪で刑事告発

本日佐賀県武雄市長を詐欺罪で刑事告発しました。

佐賀県武雄市長樋渡啓祐氏は平成25年8月22日に熊本県高森町高森総合センターで「気持ちの良い空間」と題して講演会を行いました。

その際、武雄市からの開示文書によると、市長は武雄市から高森町まで公用車で移動をしています。
また、高森町からの開示文書によると、列車を使い高森町まで移動したものとして樋渡氏に交通費が支給されております。

以上のことから、故意の隠蔽(欺罔行為)による不正受給にあたると考え今回の告発に至りました。

資料1 町民の皆様へ(高森町が町民へ講演会の告知をした文書)
https://drive.google.com/file/d/0B3OZKzL6x78xY2NLOUtsWWc3cEE/view?usp=sharing

資料2 旅行命令書(武雄市から開示された、武雄市長の高森町への出張に関する文書)
https://drive.google.com/file/d/0B3OZKzL6x78xdmMwRVVlODAxc1k/view?usp=sharing

資料3 Yahoo!JAPAN路線情報(高森町から開示された、高森町が旅費を計算するためにプリントアウトしたもの)
https://drive.google.com/file/d/0B3OZKzL6x78xdDJLSzE2eHRCelU/view?usp=sharing

資料4 支出負担行為決議書兼支出命令書(高森町から開示された、武雄市長に支払われた旅費が支出されたことを証明する文書)
https://drive.google.com/file/d/0B3OZKzL6x78xaTBHMHRPcWFaRWM/view?usp=sharing

資料5 資金前渡清算書(高森町から開示された、資料4で支出された旅費の精算が行われたことを証明する文書)
https://drive.google.com/file/d/0B3OZKzL6x78xVjFEeFAwZGtrVVk/view?usp=sharing

資料6 領収証(高森町から開示された、高森町からの旅費を武雄市長が受け取った際の領収証)
https://drive.google.com/file/d/0B3OZKzL6x78xdVVTdmlicG1GTEk/view?usp=sharing

[高森町] H25-12-27 高政推第788号 平成25年8月22日に行われた講演会に関する一切の文書
https://drive.google.com/file/d/0B3OZKzL6x78xeEQ5eUs0bzlIRGM/view?usp=sharing

2014年9月12日金曜日

9月12日 武雄市長の名誉毀損裁判判決言い渡し後の弁護団発言の一部要旨

912日(金)に佐賀地裁で武雄市長が被告となっている名誉毀損裁判の判決言い渡しがありました。

その後、弁護団の記者会見がありましたが、弁護団の一番いいたかったことはおそらくメディアには大きく載らないであろうと思い、メモ代わりにまとめておきます。

また、個人的には武雄市長の政治手法の特徴の一部が極めて端的に語られていると考えています。
また、判決文はこちらに置いてあります。

弁護士A
「原告は「瓦礫を受け入れると三者協定に違反するので地元と協議して同意を得るべきだ。もし無視するのだったら裁判をせざるをえないだろう。」といっている。なのに「もし無視するのだったら」という前提を無視して、「裁判すると勝つ」、と市長の場合はなってしまう。

陳述書によると、前提条件については、間接的に原告の発言を聞いた人から市長は聞いている。そのような重要な部分を無視して、人の発言を自分の好きなように、いい加減に歪めてしまう。そこが大きな問題点の一つなのではないかと思う。」

記者「政策論争の範囲内であると裁判所は判断しているが」

弁護士A
「市長は政策論争だといっている。私どもは政策論争に見せかけた個人攻撃だと考えている。

政策論争であれば政策的な対立点がなければならない。

しかし、原告は「瓦礫は何が何でも受け入れてはいけない。」とは言っていない。「地元との同意、協議を経てください。それをしないで受け入れないでください。」と言っている。市長は、陳述書でも「地元との協議、同意はとらなければいけないと思っていた。」と言っている。

なにが違うのか。

政策的な対立点がないのにあるかのごとく装って、このような個人攻撃に及んでいるということが一番の問題。

「地元との協議、同意はとらなければいけないと思っていた。」という 市長の考えは陳述書が出てきてはじめて明らかになったこと。そういった部分をうまく隠して自分といかにも対立しているかのように装って当時は表現していた。

それから、原告の発言として聞いていた中身も、「地元の協議、同意を得ずに市長が強行すれば」という条件を原告が言っていたということも、中間者から聞いていたということも陳述書で初めて明らかになった。

そういう重要な部分を無視して自分の都合のいいように表現するというやり方を取っていたということになる。」

弁護士B
「(相手の発言を)カットして対立しているように見せかける。自分も思っている、言っていることは一緒なのにその部分をカットして、原告が「とんでもない奴だ」「俺のやることに訴訟しようとしている」と。

相違点がないのにあえて個人攻撃をしているということで全然政策論争ではない。」

2014年6月24日火曜日

武雄市長の「借りた金は返せ」

先日まで開かれていた武雄市議会の議事録を読んでいてちょっと気になることがあった。

借金あるいはそれに類する言葉が一般質問の行われた三日間にわたって市長の答弁中に十五度出てきていることだ。自治体の抱える借金についての答弁であれば何も思わないんだけど借金とは何の関係のない質問に対する答弁でも執拗にふれられている。


議会で、議員とはいえ個人の借金問題(しかも真偽不明)を一般質問で取り上げるのはどうかと思う。その上、それに対する個人攻撃とも取れる市長の答弁もひどいし、その後繰り返される何の関係のない質問に対する答弁の中でも執拗に繰り返される悪質さは、先ごろ話題になった都議会の野次問題よりも陰湿なもので問題視されるべきレベルのものだろう。


以下時系列で並べてみる

610
山口昌宏議員「自分(山口議員)のところに、「ある議員さんにお金を貸しているがなかなか返してくれないのでどうにかしてくれないか」という相談が来た(事の真偽は不明)。議員の資質として市長はどのように思っているか。」という趣旨の質問

市長

言語道断だと思いますよ。こういう輩がいるから、政治家十把一絡げにやっぱりね、なるんです。僕は、弱いものいじめだと思いますよ、弱いものいじめ。私も議員さんも政治家です。政治家というと、やっぱり、お金が、私はお金借りたことありませんが、よく話を聞くのは、議員からお金ばかしてくれよ、といわれたら、断り切れんって、あとで何があるかわからんて、いうことなんですよ、皆さん達は。私もそうです。地位を悪用して、利用して、しかも、公人です、われわれは公人ですよ。許すまじきことだと思います。だから、やっぱり、しかも議場という一般質問という最大の権利が与えられているわけですよ。そういう人が、一般質問等で、自分の主義主張を述べるというのは、私はあり得ないと思っています。この議員さんが無職ならそんなこと言いませんよ。だけど、少なからず、お給料をもらっているではないですか、皆さん達。私もそうですよ。 それなのに、返せない、いや、返さないですよ、返せないじゃなくて。返さないということは、ありえないと思っていますので、その当該議員が誰かわかりませんが、それは、事が大きくなる前に、やっぱり返さないといけないと思っています。私はその方が、男性であるのは知っています。誰かは知っています。この方、働いていないんです。だから、働いているんだったら、まだ、ここまで私は言う必要もないかもしれないし、山口議員さんが、そこまで言う必要も無いかもしれませんが、働いてない上に、私も伺ったところどの議員さんということは言いませんでした、彼も。あとで、仕返しが怖いとかあるんでしょう。ですが、何度言うても、なしのつぶて、ぼけたふりもされるって。同じ仲間として、絶対に許せないことだと思います。そういう人が、一般質問で主義主張を述べて答弁を引き出すのは、誠にあり得ないと思います。力を込めてそう申し上げたいと思います。」

611
地域住民のコミュニティ広場、施設の改修についても、ぜひ補助の対象にしていただきたい。このことを取り組むことは考えておられるのかどうかお尋ねします。」

「お答えしたいと思います。こういうやる気のある地区ですよね。それと、ご不便に思われているということなので、ご要望にお応えして、この制度は柔軟にやっていきたい。ただ今まで私どもとしては、そういったことをまだひと言も聞いていない。聞いていないところで制度をつくると空箱になりますので、ご要望をお寄せいただきたいこと。議会の中で議論をしてほしい。総体として必要だということで、財源をともなうので、あわせて議会からご指導をいただきたい。全部こたえると1兆円くらいなる。借りたお金は返さないといけないです。このように思います。」

「遊び場を作ろうということになりますと、造成して、ベンチの設置、手洗い等を設置すれば、今の補助金では、不十分じゃないかと考えられる。この辺の補充、拡大を、補助の拡大をお願いしたいと思いますけど、いかがでしょうか?」

「初めて聞きましたよ。調整地の場合は、公園にするのは、可能は可能です。お金がかかります。100万、今の補助じゃたりないので、これこそ地元でまとめて持ってきてください、その上で討論しないと、要望合戦になっている。借りたお金は返せ***というのと同じで、要望合戦になると、とてもこの議会たまらなくなりますので、一旦精度をあげた上で、質問するべきじゃないかなと思っています。要望陳状の場ではないので。制度というのは、ここまで地元でやりたいけれども、ここから先はどうしても行政の力を借りないといけないといったときに、一般質問の塾度の増した意見交換ができると思う。ですので、等議員さんならできますので、この件に関しては、地元で話をしてその上で、調整地でありますので、公園にするのは、ほかのところも例があります。足らざる部分はそこは、サポートしていきたいと、われわれも思ってますので、その議論を、疑問を地元からおこしてほしいなと思っております。」


一人ひとりを認める。違いがあっていいんだよと、認める学習にはすごく効果があると感じたんですけど、そういうところでは、花まる学習会をぜひとも、取り入れていただきたいというのを、感じたところですが、そういう部分から、教育長、市長、どういう考えをお持ちか、お聞かせいただけますか。」

ちょっと教育委員会にどういう問い合わせがあったかわからないですが、官民一体型で、実は障がいを持っているお子さんの保護者からが非常に多い。ここでそういう授業を武雄でしてくださるなら、一家で引っ越ししたいと行ってくれる方もいるんです。私のほうから、なんでそのように思われたんですかと、確認のためうかがったら、それは先ほど、山口裕子議員さんがおっしゃったこと、そのままおっしゃるんです。武雄市が今後目指す先というのは、教育が大きなきっかけだと思うけど、多様性を認めると。多様性こそいいんだということ。借りたお金はちゃんと返すということも含めて…。笑い事じゃないんですよ。そういうモラルを、大人が、議員が言わない限り、説得力なんてありませんよ、そう思いませんか。議員さんたち。なんですか、宮本栄八議員さん、相手しないほうがいいですね。そういう意味では、多様性の一環ですので、やっぱり根底にあるところは、そういう真正直なところに多様性があって、いろんな子どもたちに武雄で学んでほしいというのはあります。」

日本最高戦略で閣議されてるのが2013年6月14日にもう2010年来中に1人1台の情報端末による、教育の本格展開に向けたホウシャクを調整し推進、義務教育段階からのプログラミング教育などの、IT 教育を推進というふうに、もう打ち出されているわけですよね。そういうことを考えると、目的が産業競争力の原点となるハイレベルなIT人材の育成、確保となっていますが、そうなると、タブレットとかが全生徒に与えられると、次には、こういうかたちが見えてくると思いますが、いかがでしょうか。 」

私も日本、最高戦略、これは閣議決定去年の6月は驚きました。世の中はここまで進んでいるのかと。実際アメリカでは去年の12月にオバマ大統領が全米の教育フォーラムで、こういうことを言っています。プログラミング、ゲームをするのではなく、今度はゲームを作る側にまわろうと。これは自分たちのためではなく、アメリカという国家のためであるということをオバマ大統領が去年12月には言っている。イギリスは2年前の9月から、516歳の生徒を対象に、プログラミングを必修化している。シンガポールも公立学校へプログラミング導入を今検討して、間もなくやるとは思うが、こういうプログラミングというのは、単に覚えるのではなく、思考のあり方とかいうこと。要するに、いい加減なプログラミングだと、パソコンは動かないわけです。これはある意味、論理教育にもつながる。ですので、必要だなと思っている。そういったことで、タブレット、代田教育監からも答弁があるように、まだ1、2年生には配ったばかり。それにコンテンツも入れていないので、今すぐというのは厳しいかもしれないが、プログラミングを入れるということについて、ちょっと積極的に考える必要があるだろうと。ぜひそれは議会からも、IT 特別委員会をはじめとして、議会にもご意見を賜ればとおもう。私は尐なくとも、小学校で英語やるよりは、プログラミングやったほうが、絶対いい。それはなぜかというと、食える道具になるから。1人1台のスマホになったときに、プログラミングをする人が決定的に我が国には不足している。英語を喋る人はいくらでもいる。社会が本当に本質的に求められているものにたいして、公教育が、一定に担うということが絶対求められると思う。そうすることで、私は、論理的思考力を含めて、数学的、理科的思考力も含めて。しかもゲームを自分で作って、動くというのは、もの凄く喜びがあると思う。山口裕子議員からもあったように、タブレットともの凄く親和性が高いので、そういったことを教育委員会とタッグを組んでやっていければいいなと思っております。具体的な検討については、この場でやりますから、普通はやらない方向で検討しますが、この場合はやる方向でいきます。その前にはモラルが必要。借りたお金はちゃんと返すというモラルが必要だと思います。そのモラルなくして、いくら道具を作ったって、砂上の楼閣です。それをわれわれ大人が、特に議員がそれを示すべきときにきているんじゃないかなと思っています。」

「武雄市の国保の収支を見てみますと、平成22年、単年度収支でいきますと1億 4400万、累積あたりが、21700万ということになっています。平成22年につきましては、診療報酬の改訂が10年ぶりになされて、給付が非常に伸びたという年でした。そのあとも、グラフのように、非常に単年度収支が伸びてきている。累積赤字も25年度、これは見込ですが、6500万円。累積にすると、6億5000万の赤字にのぼるというふうなことです。
まず、このことについて、市長どのように認識をされているか、お伺いしたいと思います。」

これはもう、絶望的だと思いますね。これを放置しておくと、本当に借りたお金を返せないのと同じで、本当に大変なことになっていくと思うんですね。ですので、これはやっぱり早急に手を打つべき話だと思います。」


「年間になおしますと、1000万ぐらいの収納があがってきている。そういう状況ですが、県の目標値が93%。それに対して、武雄市も93%ですが、そこまではまだ達成できてない状況です。このことについて、どのように分析されて、今後対応していくかお伺いいたします。」

「補足をしたいと思います。お金を借りた議員さんはぼけたふりをして、かえさないと聞きました。われわれは、ぼけたふりはできないです。部長からあったように、収納率の改善はやっていきます。医療費の削減は、完全に個々人の話ですので、それは医療費がかからないような、***必要があるだろう。一般会計の繰り入れについては、確かに大きい話ですが、病気でいうと、原因療法じゃなくて、対処療法なんです。もともと一般会計で入れるべき話を国保に振りかえているだけなので、これは解決策にはならない。一番の問題は、国保税の見直しです。消費税が今8%じゃないですか、僕は10%に上げるのは賛成だけど、これを僕は子育てとか入れるのではなくて、もともと今下がっているところに充当してほしいと思っています。国の国保負担率をあげることによって、一般会計の繰り入れがなくなれば、その分だけ子育てとかにいけるんですよ。われわれとすると、そういうふうにしてほしいなと思って、ここで大事なのが自民党と公明党なんですね。自民党の支部長が山口昌宏さんですので、ぜひ自民党を中心として声をあげてほしいと思います。そうしないと、われわれは国保にずっとお金を入れることによって、したいと思ってもできなくなるんです。その前になんとかする必要があると思っています。われわれは、できることは精一杯やっていきたいと、このように考えております。ぼけたふりはしません。」

612
「いろいろな問題点があると思います。いろんなケースもあるわけですが、なかなか、住民だけでは本当に解決が難しいということで、今業者のほうに相談されてると思いますが、この現状の解決といいますか、それに向けて、今後市としてはどのような対策を講じていくのかお伺いします。」

樋渡市長「これ地道だけじゃだめなんです。2つ分けて考える必要があって、1つは北方の大崎で、川原議員はよくご存じの、大崎の街道の崩壊寸前の空き家、今工事が入ってもう終わっていると思いますけれども。ああいうふうに、マイナス2万点のものをゼロに戻すっていう作業、更地に戻す作業が必要なんですね。これについては所有者がいようがいまいが、あれは倒れると子どもの身の危険に直結する。そういう意味でいうと、早くやらないといけないということと、もう一つが住める状態、手を入れると住める状態の空き家ですよね。これを0点を例えば1万点にするというのは、これは例えば再三答弁していますが、行政が一定期間管理して、行政が保有して、そこに手を入れた上で、実際武雄に住みたい人っていう方にお貸しする、あるいは場合によってはお売りするっていうふうに、空き家も良い空き家と悪い空き家っていうふうにわけてここは考える必要があると思います。固定資産税の扱いであるとか、国の法案、そういうものを見ながら、市民負担が極力かからないようにわれわれが制度設計する必要があると思います。ただ武雄市は今イメージが悪くなっていて、借りたお金を無職の高齢者の方に借りたお金を返さないというので、相当これ広まっています。これ誤解なきように言うと、皆さん山口昌宏議員じゃないかという声がありますが、それは違いますので。山口昌宏議員は人相が悪いだけなので、そういうことで、誤解なきようにお願いをしたいと。僕ブログにあげたので、山口昌宏議員さんにはには相当御迷惑おかけしたと思いますが、これについては問題が解決するまで、とことん私は書いていきますので、ご承知をお願いしたいと思っております。」


「地元の不動産業者さんとか、地域の方に協力していただくと、連係を密にとって、職員の方の巡回もあるんですが、空き家に対しての所有者との交渉、問い合わせ、それを積極的に行っていくと、登録数が増えていくと思います。それについてはいかがでしょうか。」

「さっきちょっと、答弁を追加したいんですが、よく考えてみると、今度お住もうさんという制度をつくるんですよ。いろんな空き家であったり、定住促進を促すということで、お住もうさんという制度をつくるんですが、よくよく考えてみたら、1 番情報をもっておられるのは、議員さんたちなんです。ありとあらゆる情報をあまりご存じじゃないかたもいらっしゃいますが、ご存じなんで、そういう議員さんのお力をぜひお借りしたいと思っていますので、川原議員どうですか、議会代表で、お住もうさんに。だから、そういうふうな議員さんの幅広いネットワークとか、そういうのが大事だと思います。その前に、借金を返さないといけない、このように思っています。」


今年度子ども議会についてどのような計画があるか、お尋ねいたします。」

これ実は、教育長がきのう議会が終わってから、私の所におこしになって、こういう子ども議会が一定、5年間で成果がでて、めどがついたということで、私は違う側面がありまして、かなりもう硬直化してしまったと。初年度は談論空初だったのが、理科の研究発表みたいになって、学校をあげてやって、子ども議会が大人議会になってるなと思って、僕もなんとかしないといけないと思っています。一方谷口攝久議員さんが、ご自身の一般質問のときに一部だけを引用して、あたかも私が悪いことをいっているような、あれ反響があって、かなり萎縮な話がでていて、この際、やっぱり衣替えをして、子ども議会から子ども会議というのは、まさに良いタイミングだと思います。重ねて、しつこくて申し訳ないんですけど、これをこうすべきだという議員は必ずその前に、お金を返すべきだと思うんです。これは笑い事じゃないです。べき論を市民に言う人が、無職の高齢者の方に、高い報酬がありながら、返さないって。議会から報酬を上げろって言われるけど、あげたくないですよ。 勘違いとか誤解とかされますので、本当にそういうひとが、べき論を語るというのはちゃんちゃらおかしいと思います。そういう意味で、今回大人の運営、硬直化した議会から子ども会議にというのは、重ねてやりますけど私たちも支援をしてまいりたいとこのように思います。 」


「女性が一旦家庭に入り、それから職に就くということが非常に困難な時代です。多様性をもつ働き方について、市長のお考えをお聞きいたします。」

「それこそ議会で議論する話だと思います。議会がこういうふうにすべきだと、いうことで、ぜひ猪村議員さん、山口裕子議員さんもそうですが、女性の立場で、議会でどんどん発言してほしい、と。その最大の場が、一般質問だと思うんです。それに私たちはこういうふうにやる、と。それで、聞きながら思ったんですがね、一つだけ申し上げると、確かにね、これを見たときに、野郎ばかりなんですよ。これはやっぱり異様なんですよね。男女があって、この社会は成り立っているので。ただね、そうはいっても、元々採用で女性が尐なかったというのがあるんです、元々。ですので、ちょっと部長職か、課長職かこれから考えたいと思いますが、女性の公募をやろうかな、と思います。やっぱりね、女性がいたほうが、いらっしゃったほうが、男がさらに頑張る。いうということなんですよ。社会はそうなっていますので。 ですのでそういうふうにしたいと思っています。その前に、DV の話とか、男女共同参画の話がありましたけど、その前に、絶対に議員はお金を返すべきだと思います。重ねてではありますけれど、きのうその配偶者の方が、主人は、あまり言うと特定されるので、言いませんけれども、たまにぼけますから、といって、ごめんなさいと言ってきたらしいんですけど、そんなの言語道断です。もしね、僕はその方がぼけている、と1回も思ったことはないです。僕のほうがさらにぼけていますよ。もしね、本当にぼけられているということであれば、議員は辞職すべきですよ、お金を返すのと同時に。私はそういうふうに思ってます。こういう議論が成り立つのも、前提は、ちゃんとした人間関係があってしかるべき、だと思っていますので、ぜひ重く受け止めて。それで、本当にお困りなんです。山口議員そうでしょ。本当にお困りなんです。涙流されているですよ。無職ですよ。御高齢者ですよ。弱い立場の方なんですよ。これを放置するの、弱い者いじめだと思っているので、こういう輩とは、あらゆる場を通じて、私の意見ときちんと申し上げていきたいと、このように思っています。」


「だからもう武雄は今せっかくいろんな武器をさっきから言ってるように手に入れる、知名度がこれだけあがった、そして、さっき言われた、Wi-Fi、全市、ひかりを通すとか、そういう玉をもっているわけですね。よそと比べたら。だからこの雇用、さらに増やしてほしいのですが、再度樋渡市長の御意見を聞きたいと思います。」

「しっかりやっていきたい。もちろん、工業団地をうめるのは、私の最大の仕事になりますけれども、あわせて、昨日も一昨日もお答えしましたが、起業家を呼び込みたいと。武雄が尐なくとも、牟田議員さんも同感だと思いますが、8年前のきょうと、今とでは全然、武雄に対する期待度や期待値が変わっているというのは、私自身も実感をしているので、ようやく、ブランドになりつつあるなというのも思っています。ですので病院だったり、図書館だったり、あるいは人の力(ちから)を結集して、さらに企業を呼び込む、あるいは起業家を呼び込む。 しかし、イメージが大切なんですよ。議員のなかに借金を踏み倒そうとしているのは、ブログもFacebookもたくさん書きました。数十万の人が見ていて、これそんなところはどうかな、となっていますので、そういう意味で議員の果たす役割というのはすごく大きいと私は思います。ただ、私もこういう性格ですので、言うべきことはしっかりいっていきたいと思っています。特定していませんよ、僕。ですので、しっかり言っていきたいなと。いずれにしても、ブランド力を更に増すことによって、人、もの、金を呼び込むきっかけにしたいし、ぜひ牟田議員さんにおかれては、先頭に立って一緒に頑張っていきたいと、このように考えております。」

牟田議員人、もの、お金ですよね。かえさんといけんですよ。


維持管理も十分必要です、再度その施設についての執行部のお答えをお伺いしたいと思います。」

「答弁に入る前に、借金の話じゃなくて、今朝の西日本新聞とNHKに割と大きく載っていましたが、北九州市が高度経済成長期に建てた箱物。特に社会体育施設ですよね。これについては、寿命を迎えていて、維持管理費が膨大にかかるということで、整備統合の方針を出すと書いてあった。武雄市も例外ではない。ですので、文化会館の大ホールも含めて、白岩も体育館もそうですが、当然対象に入るというときに各町の、あるいは小学校で言い換えても良いかもしれませんが、さまざまな体育施設やいろんな箱物があったときに、当然ながら、今度、白岩体育館と文化会館の大ホールを一緒にして、セットにして、いわゆる総合体育館をするといったときに、当然のことながら、それはスクラップ・アンド・ビルドで、寿命を向かえている施設については、整備統廃合を進めなきゃいけないと。進めたくはないが進めないと、今度牟田議員さんが言ったように、新たな総合体育館の維持費すらまかなえなくなる。そこは勇気を振り絞って、議員の皆さんについても、説得にあたっていただければ、ありがたいと、あたっていただこうと思っています。いずれにしても、維持費がかからないように、国や県の補助を十分に活用しながらしていきたい。できれば、佐賀県も県の東部ばっかりだけじゃなくて、西のほうに、県立の体育館を作ってほしいですよ。たまに同意していただけるんですよ、こっちが。本当そうだと思います。県に100%出せと言いませんが、少なくとも折半するとか、われわれ1割、向こうは9割とかね。そういうことをする必要があるだろうと思います。 ひがみかもしれませんが、何かね、県の東部ばかりですもんね。県会議員()も問題じゃないと思いますが、それも含めて、県と調整をしていきたいと思っています。いずれにしても、市民の負担がかからないように、それは議会とよく相談をしながら、そういった総合体育館の建設に向けて踏み切っていきたい。現状は適地を探していますので、適地の選定は年内にぜひ方針は出していきたいと、このように考えております。」



「今回の市長選ならびに、市議選の投票率を含めた数字、そして選管としての、選挙管理委員会としての、今回の選挙の所見、総括をお願いいたします。」

「かたい話は別にしてですね、本当のところを言うと、選択肢が非常になかったんです。やっぱり、定員数24で、プラス1だったじゃないですか。そうすると、私の周りでは、もう行かんでよかんで、という話です。 どうせ、あの人は受かるさけん。私が行かんでも、受かるさけんと。やっぱり議員というのが、例えば、報酬の問題だったり、条件があったりということで、昔と比べると、魅力的な職業にうつっていないじゃないかと。だから年齢層にかかわらず、チャレンジしてくださる方が尐なくて、というというところだと私は思います。これがプラス5や7だったら、そりゃあ盛り上がりますよ。合併8年前の市議選のときに盛り上がったじゃないですか。一般的な投票率は下がっています。前の選挙に比べて、どこの地域も、5%から10%下がっていると思うが、武雄市の場合は、ケーブルテレビでもものすごい見てもらえる。私が、借金の話とか答弁するときに、連絡ありますもんね。政治への距離がものすごく近いので、次の選挙のときは、議員が魅力ある仕事だということを、僕らはもっとアピールしないといけないと。あんまりアピールすると、大変なことになるかもしれませんが、それはさておき、そういうふうにぜひしていきたいなと思います。それともう一つね、もう投票場にいくのは古いと思います。行きにくいですもんね。投票場に入った瞬間にどきどきするんですよ。僕の顔を見てドキドキする人がいますが、今は簡単に、例えばインターネットがあって、牟田さんが ITの委員長をやられているように、今は簡単にスマートフォンだとかパソコンであったりができる時代なので。ネット選挙の解禁というのは、単に候補者がネット選挙で便利だというよりも、有権者の皆様がたが IT の力を借りて、気軽に選挙にのぞむとなると、LINEで例えば投票するとなると、投票率あがりますよ、若い人たちの。だって関心があるもん。だけど、そこと投票場に行く距離が非常に遠いということですので、これはぜひ、われわれがいう話ではないかもしれませんが、総務省の選挙部は真剣に考えていくべきだと思いますし、これこそ、公明党が言う話なんですよ。公明党さんが、やっぱり弱い立場の方が行きやすくなるじゃないですか。身体ご不自由を持っておられる方とか。ぜひね、それは自民党さんを巻き込んで、その議論はしてほしいと考えております。だから、今度の選挙は、もっといろんな人にチャレンジしてくださる、すなわち、もっと投票率があがるように、われわれはこの4年間かけて、しっかりアピールする必要があると、このように思っています。」


このお2人方については、当局の判断があってのことですので、選挙違反とはみなされていないので、当然事前にこういった資料、警告を手に取られ目を通されてるのですから、モラルを問われても致し方ないと、私自身は感じるところです。この件について、同時期に選挙をうけ、武雄市の執行最高者であります、樋渡市長の見解をお尋ねいたします。」

おどろきましたよ。こんな現職でルールを守らない輩がいるというのはね。そうじゃないですか、笑い事じゃないですよ。ちょっと、まあ、もう出さなくていいです。見苦しいから。まずですね、2つ事例があったのであえて申し上げますと、その前にね、私の事務所も大変でしたよ。選管から怒られっぱなし。私からすると理不尽なことがあるのだろうなとは思っていても、やっぱりここは、立候補予定者として襟を正す必要性が人一倍あるだろうと思って、ご指摘については、真摯に謙虚に守ってきたつもりであります。私どもとしても、例えば車でこう一緒に行ったりだとか、看板の出し方がまずかったりとか、それについても選管からご指摘をいただいたことにたいしては、即座にやめさせて、クリーンな選挙にやっていこうということは思いました。その一方で、例えば最初に出ていたご指定の議員さん、吉原議員さんですが、私は少なくとも相談にいったということもあるところから聞いています。そのうえで、不特定多数の社員に対して、そのはがきそのものを黒字にしたのは、宛先なんですね。東川登町のなんとかさんという方だと思うんですけど、そこに不特定多数、出陣式のお願いを出すということ自体ね、あり得ないと思います。われわれも出陣式やらないといけないじゃないですか。全部、口頭で言ってましたもん。それを、不特定多数の方にね、私も何人かから聞きましたが、地縁血縁があるなら別なんですが、全く関係ないんです。完全に不特定多数の事前運動そのものだと、私自身は思います。ですので、そういったことをやられる、そして、ヨシダさんの場合は、あてつけかもしれませんが、吉川さんとか山口昌宏さんとか、僕へのあてつけかと思いますが、おごらず、怒らず、嘘つかずって、ご自身がやられてるじゃないですか。おごってるじゃないですか。 だから、われわれ政治家は同じように見られるということだと思います。だから、今度の選挙のときは、そこは、特に現職の方々は、でられるときは、なお一層襟
を正すべきだと、私自身はそのように思っております。江原さんの分については論外です。ああいうチラシを、事前にまいてはいけないと言っているのにも関わらずそれをやられるということは、確信犯ならびに愉快犯だと思います。しかも、あの文章、私も見ました。直接、ある方から渡されて。太鼓の響きを期待してくださいと。そんな期待しないですよ。それよりも、これから何を成すべきか、政治家だからね。そこだと思うんですよ。それをお祭りみたいにするのも、これも言語道断だと思います。私自身は、この選挙の違反、法的にいうと違反じゃないかもしれません。モラルの道理的問題かもしれません。しかし、やっぱり政治家たるもの借金をするのと一緒です。無職の高齢者に、借金を踏み倒して、その配偶者の方が、うちの亭主はぼけが入ってるので選挙にごめんなさいというのと、ほとんど一緒だと思います。こういうことがないように、これから4年間ぜひご議席を守っておられる、そして私自身もその任期()があるので、そういう選管が苦しまないようにというふうにしていくというのは、公職選挙法に生きる人間として、われわれとしては精一杯信頼回復のためにもやっていきたいと思っています。ルールを作る人間が、1番先にルールを守るべきだと思います。」

2014年4月19日土曜日

武雄市長の素晴らしく先進的過ぎる政治手法

改革することには何の異論もない。むしろ現状の問題点が改善され、いい方向に向かうのなら改革する方がいいと考えていることは事前に言っておきたい。

武雄市における花まる学習会の件はおよそ2年前に武雄市長がCCCと図書館の件で合意したときと動きが酷似してると思うので、ここであの時武雄市で何が行われていたか市長と教育委員会職員の口から語られたことを元に振り返りつつ、あわせて他の事例も引きながら彼の政治手法について考えてみたい。

「平成24年5月4日に武雄市とカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社との間で図書館に関する基本合意を締結した。この段階ではカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社を平成25年4月1日から指定管理者にすると決定しているのみで、そのための諸手続に関しては何も決めていなかった。平成25年4月1日に指定管理者にするためのスケジュールを市の職員に逆算して考えさせ、6月の定例市議会で武雄市図書館に指定管理者を導入するための条例の一部改正、7月5日に内部の指定管理者選定委員会を開催し、7月に臨時市議会を開催し、カルチュア・コンビニ エンス・クラブ株式会社を指定管理者に指定することを決定した。」
図書館を町のシンボルにしたい。その思いでこの図書館をつくった。そのために平成25年4月1日に開館するということを先に決定し、その後に既成事実を構築していった。


また、ある講演会ではこんな発言を市長はしている
反対運動が起きかけていたので、変な反対運動が起きる前にとっととやっちゃえと思った。
https://twitter.com/Chujirorx/status/431428434145718273

2013年9月武雄市議会議事録によるとこんな発言も
(平成24)1月の終わりにアポをとって、CCC――たまたまですけども、増田社長とお会いすることができて、そこでおおむね合意ができたという運びになってます。」


まぁ、要するに組む相手が先に決まっていてそこから逆算してスケジュールや目的をでっちあげていくわけだ。

余談だが「武雄市民病院の民間委譲に関する住民訴訟について」によると、病院問題もどうやら同じ構図のようだ。

それから「反転授業」も実はほぼ同じ構図になっていることがわかる。以下の資料を見てもらいたい。

「反転授業」には一言もふれていない。

「教育長はこの議会で、6月議会、9月議会、12月議会と教育に関する報告をしていただいておりますが、反転授業に関しては、先ほどもうしましたように、12月議会ではじめて報告がありました。ところが、タブレット配布の発表は、5月9日」
とあるように議会ですらタブレット配布の発表後およそ半年後の12月にはじめて報告を受けている。

こちらはタブレット配布が先に決まっていて、何に使うかは後から考えたと。

そして彼の本心をよく表しているのだろうと思われる発言を一つ。
再び2013年9月武雄市議会議事録から、平成23年にFB良品という通販サイトを立ち上げるときに年商10億を目ざすという発言だったが現在の売上状況は?という質問に対しての答弁が
「3年間で年商10億ということを目標としてあげました。やっぱね、そうでも言わないと新聞に載らないですもんね。(略)10億には全然届いてない」


こういう発言とあわせて先にあげた事例をみると彼のさまざまな「先進的といわれている」取り組みは実は、
1.とりあえずどこと組むか決める
(組む相手は市長と懇意にしている(気に入っている)企業や人)
2.耳目を集めそうなことをぶち上げる
3.こじ付けでそれっぽい目的を考える
以上の流れで行われていると考えていいと思う。

で、これのどこが「改革」や「先進的な取り組み」なのか支持している人たちは教えてくれませんかね。こういうのは私が知っているかぎりでは「癒着」とか「利益供与」といわれるものだと思うんですがね。